Opus One Wineryは、ボルドーのバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドとナパのロバート・モンダヴィという巨匠二人の夢から1980年に誕生しました。ナパ・ヴァレーの自社畑で育てられたカベルネ・ソーヴィニョン主体のブドウを、品種・区画ごとに分けて発酵し、フレンチオークの新樽で熟成。ボルドーの伝統とカリフォルニアの豊かな果実味を融合させた、力強さとエレガンスが共存する唯一無二のスタイルを築いています。1981年の初ヴィンテージは、当時としては破格の1本50ドルで販売され、ワイン業界に衝撃を与えました。特に印象的なのは、初期のリリース時に一部がパリのクリヨンホテルでお披露目されたこと。ラベル(創業者2人の横顔)も中身も、アメリカワインに“芸術性”という新たな価値をもたらしたこのワインは、まさに1本で二つの大陸を味わう体験と言えるでしょう。